JR全線完乗した旅人が教える 超鉄道旅行法

〜コツコツと小さな幸せを積み上げよう

【JR全線完乗】大自然 北海道紀行

 こんにちは。今日も、JR全線完乗の参考にしていただくよう、20代の時に行った北海道鉄道旅行についてご紹介します。 

 それは、北海道の多くを乗りつぶすため、出かけた旅でした。もちろん、一人旅です。日程は 1998年8月30日 から 9月5日までの 6泊7日。

 北海道へは、過去2回行ったことがありましたが、まだ行っていないところも沢山ありましたし、一度、北海道の広大な自然の中を鉄道で走ってみたいという気持ちもあり、北海道フリーきっぷ(グリーン車用)を使って旅したものです。この切符は、北海道全線のグリーン車が7日間乗り放題で、価格も手ごろとあって、ものすごく利用価値が高いものでした。

 以下は、当時の記録です。

 


 8月30日(日)

 朝8時の関空発千歳行きJALでこの旅は始まった。北海道に着いて、早速、スーパーとかち2号で、新得に向かい、そこを経由して美瑛をめざした。
 グリーン車に乗ってまず驚いたのが、3列シート(飛行機のファーストクラス並みのシート)に、いきなりツインクルレディとやらが席まで来て、おしぼりとドリンクのサービスである。なんか、ものすごくリッチな気分を味わえる。雑誌・オーディオ設備ももちろん完備である。シートもものすごくラクだし、これだと長時間の移動も苦にならない。グリーン車用にして本当によかった。

 降りる駅が近づくと、これまたツインクルレディが席までやってきて、「お客様、次の駅でお降りですね。お忘れもののないようご用意ください。」と案内してくれる。しかも、駅に到着し、ドアが開いて降りるときに、「ありがとうございました。お気をつけて。」と見送ってくれる。ものすごいサービスだ。みなさん、北海道へ行かれる際は、グリーン車が断然おススメです。
 そんなこんなで、美瑛の話にうつると、これがまた非常に美しい。カルビーのポテトチップスのじゃがいももココで作っているらしい。ここは、体力に自信のある人はレンタサイクルがおススメだ。500円で借りれた。美瑛の丘の、いろんな畑が織りなすあざやかな色たちは、訪れる人をくぎ付けにする。ここを自転車で走るのは爽快そのものだ。ケンとメリーの木・セブンスターの木・マイルドセブンの丘など、みどころが連続する。
 その後、富良野でワイン寿司を食べ、旭川で銭湯に入り、寝台急行 利尻 で稚内に向かった。

 


 8月31日(月)

 実は私は、今回初めて寝台で寝たのだが(グリーン車用は寝台もOK!)、やはり座席の夜行よりもはるかによく眠れる。ユカタ付きでラクだし、照明も落ちる。
 稚内は、霧雨だった。大阪では霧雨なんてほとんどないのだが、北海道はよくあるみたいだ。

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日本最北端の駅 稚内

 稚内では、路線バスを利用し、ノシャップ岬、宗谷岬へ行った。宗谷岬では最北端の碑で記念撮影。最北端に来たことを実感する。

 その後、稚内公園に行ったが、そこではJRと郵便局の出店があり、最北グッズを売っていた。郵便局のほうは、利尻昆布や帆立のくんせいなどがついた葉書を売ってあり、全国へ配達してくれる。このサービスはとってもいい。私も家に利尻昆布の付いた葉書を送った。
 昼食は名物のタコしゃぶ。うすく切られたタコのしゃぶしゃぶはとても美味だった。
 午後は、サロベツ原野と豊富温泉へ。サロベツ原野は広大な原野の中につづく板の道を歩いていく。これぞ大自然。豊富温泉は、油が湯に浮いた温泉で、大変温まった。それから、札幌に戻り、寝台特急おおぞら13号で一路釧路へ。

 


 9月1日(火)


 釧路で快速に乗り継ぎ、根室へ行く。牛の姿がしばしばみられ、北海道を感じる。
 根室では、市内を散策、最東端の駅 東根室 で写真撮影。

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日本最東端の駅 東根室

 市内では、北方領土返還せよ、といった看板が見かけられた。
 それから、釧路に戻り、フィッシャマンズワーフで昼食。釧路は、市内観光のため、循環バスが走っていて、とても便利だ。しかも無料!これは利用しない手はない。
 午後は、釧網本線で知床をめざす。この路線は釧路湿原の中を行き、山越え、牧場のそばを通るなど、大変魅力的な路線であった。
 知床の宿泊基地ウトロで、民宿 酋長の家 に泊まる。民宿だから安いし、料理も知床の幸(ほっけ・カニ・鹿の陶板焼など)が満載、サービスも上々。おみやげで木彫りのものを買うと、名前その他をおかみさんが彫ってくれる。とても思い出になった。

 


 9月2日(水)

 天気がいまいちのため、知床観光船は欠航。酋長の家 でレンタバイク(原付)を借り、知床五湖と自然センターにツーリング。岩尾別から山になるが、そこを境にすごい霧雨。原付の私にはこたえた。しかも、すごく寒い。トレーナーの上に民宿で貸してくれたブルゾンを着てもまだ寒かった。
 知床五湖はヒグマが出ることで有名だが、雨で道がとてもぬかるんでいたので、二湖で引き返す。しかし、ヒグマは時速4,50キロで走るというから恐ろしい。原付で逃げてもやられてしまう。自然センター近くの乙女の滝に行く途中でエゾシカにも会えて御満悦。

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知床五湖

 午後は、網走に出て、またレンタサイクルを借りて博物館網走監獄へ。法学部出身の私にはとても見ごたえがあった。同時に刑務所生活の厳しさも知った。その昔、網走は東京から鉄道を乗り継いで3,4泊くらいかかったらしい。それほどの僻地だったのである。網走監獄は島流し同然なのだ。
 夕食は繁華街に出て、オホーツク丼を賞味。刺身がご飯をうめつくすように乗っていて、これまた御満悦。

 


 9月3日(木)

 朝一番のオホーツク2号のグリーン車で出発。途中、留萌、増毛、夕張を経由して苫小牧へ。今日は鉄道の旅を思う存分楽しんだ。

 


 9月4日(金)

 今日はまず日高本線で様似へ。この路線は北海道の路線の中で、いちばん気に入った。ずっと馬牧場の中を行くため、これまた北海道を満喫できる。しかも、海沿いを進むため、まるで海辺を歩いているような錯覚に陥る。
 夜は、札幌に出て、夜景で有名な藻岩山にのぼった。函館の夜景が有名だが、藻岩山の夜景はスケールがちがう。今まで見た夜景の中でもっともきれいで、素晴らしい夜景であった。

 夜景のあとは、ラーメン横丁へ。あのビーチボーイズ反町隆史が来たという 来々軒 でみそラーメンを賞味。

 


 9月5日(土)

 札沼線石狩当別を経て小樽へ。小樽は3回目だ。相変わらず素敵な運河だった。4回目、5回目と訪れたいものだ。その後、函館本線長万部へ出て、室蘭に寄って千歳空港へ。
 たくさんの思い出を胸に今回の北海道旅行も幕を閉じたのであった。

 


 北海道は何回行っても飽きないのはなぜだろう。そこには本州、とりわけ大都会にはない 大自然があるからであろう。北海道を訪れると気持ちまでもが大きくなるような気がする。北海道には何もないようで、とてもほかの場所では得られないものがある。だからこそ、人は何度もこの大地を訪れるのだろう。
 よし、また北海道に行こう!

 

 以上、当時の記録からでした。

 旅には、コスパも大切です。フリー切符があるエリアでは、ぜひフリー切符を上手活用しましょう。

 また、長時間乗車は、大変疲れます。降りた後、しばらく体が揺れるほどです。(ホントです(笑)。)無理せず、多少の追加料金が払える方は、無理せず、グリーン車の活用も考えてみましょう。せっかくの楽しい旅なのに、体調を崩すと台無しですからね。

 次回も、別の旅をご紹介しましょう。