こんにちは、てついちです。
今日も、鉄道の旅を紹介します。2000年7月15日~17日に函館を訪れたものです。
以下、当時の記録です。
夏になれば、北海道に行きたくなる。今回訪れたのは、異国の香りただよう函館。函館の夜景は、香港、ナポリと並んで、世界三大夜景といわれている。
今回は、駒ケ岳が美しい大沼公園、追分で有名な江差にも足をのばしてみた。さあ、出発だ!
7月15日
関西空港9時40分発のANA423便で一路函館空港へ。およそ1時間半の空の旅。
昼前に函館駅前に到着。函館とくれば、朝市。さっそく朝市で、函館名物のイカソーメンを賞味。うまい。
昼食の後、スーパー北斗9号で大沼公園へ向かう。ここは、手つかずの自然に囲まれた道南エリア屈指のリゾートエリア。駒ケ岳を背景に、大小さまざまな小島が浮かぶ大沼。それらの小島を結ぶ18の橋が設けられており、美しい風景を眺めながらの散策を楽しんだ。もちろん、名物の大沼だんごも賞味。散策の友は甘いものに限る。
帰りに、森駅へ寄り、超有名駅弁のいかめしを食べた。小さいいかの中にはしっかり味付けされたもち米が入っており、たった2個入りなのに、満腹。
夜は、函館山ロープウエイで函館山を登り、夜景を見物。夜景の規模では、札幌にかなわないが、美しさは素晴らしい!宝石箱を覗いているようだ。
7月16日
朝市で、うに・いくら・ほたての3色丼を食べ(これがまた旨い)、江差線で江差へ向かう。
江差は、北前船の往来やニシン漁で栄華を極めた、北海道でも最古の商業の港町。ニシン御殿は今も残っている。
まず、そのニシン御殿の旧中村家住宅で、かつてのニシン漁について見学。今ここでは、ほとんどニシンがとれなくなってしまい、かつてのような賑わいはないが、ニシン漁が盛んな頃は、大変な賑わいだったらしい。同じくニシン御殿の横山家では、ニシンそばがを食べられるとのことなので、賞味。ダシも美味しく、本場の味ってかんじだった。
ここ江差は、かの江差追分で有名な地。それを聞けるのが、江差追分会館。江差追分全国大会の優勝者が歌う追分は、とても迫力があり、情緒にあふれ、ぎっしり埋まった会場からは、割れんばかりの拍手が起こった。思わず、江差追分のカセットテープを記念に買ってしまった。
追分の感動に浸りつつ、鴎島に向かい、開陽丸青少年センターを見学。開陽丸は、江戸幕府がオランダに依頼して造船した最新鋭の軍艦。貴重な展示物が並んでいた。
再び函館に戻り、夕食にかにめし。そして、はこだてビール(飲みやすくて絶品!)。せっかくの旅なんだから、おいしいものを食べないとね。
7月17日
またまた朝市でほっけを賞味。朝からごちそうだ。
今日は、函館市内観光。北都交通の循環フリータイムコースのバスを利用すると、効率的にゴールデンスポットを回れる。立待岬で、パノラマを堪能し、異国の香りただよう元町で、聖ヨハネ教会、カトリック元町教会、ハリストス正教会、旧函館区公会堂などを観光。ちょうど菅野美穂さんのロケ中で、思わぬ幸運だった。これらの建物は、夜にライトアップされ、本当に美しい。昼・夜の両方訪れたいスポットだ。
バスでしばらく行くと、外国人墓地。文字どおり、外国風の墓地。そして、ベイエリアの赤レンガ倉庫群を訪れる。西波止場、金森倉庫、はこだて明治館など、函館の代表的な風景だ。ロマンティックな街歩きが楽しめる。海を見ながらの昼食は、それだけでおいしい。
昼食後、日本最初の女子観想修道院・トラピスチヌ修道院を訪れ、定番のトラピストクッキーを購入。無事函館の旅を終え、17時30分発のANA426便で帰阪した。
今回の旅では、北国のロマン、異国のロマン、そして日本のロマン、と3拍子楽しむことができた。食べ物はおいしいし、夜景もきれいで、唄もいい。非常に奥の深い旅になった。道東もいいけど、道南もいいものだ。みなさんも、今度ゆっくりと道南の旅なんかどうですか?
よし、また函館に行こう!
以上、当時の記録からでした。
2泊3日しかなくても、大阪から函館までは、飛行機で効率よく移動し、現地でできるだけ時間を確保できるようにしました。せっかくの旅ですから、素敵な景色や現地でしか見れないもの、そして美味しいものをしっかりと楽しみましょうね。
次回もお楽しみに。